さまざまなスキル指導に特化した指導者が現れる時代になりました。
専門的な能力の高い指導者が増えることによって、一つの事象をさまざまな角度から見ることができるようになった一方、その指導はより希少価値を増すためか、専門的な分野にどんどん限定されていきました。
裏を返せば、専門スキルの指導力が高くなるほど、それ以外の能力は不要となってるかのようにも捉えられます。
それはつまり、子供を持つ保護者や顧客の多くが指導者に対して、「スキル指導以上を求めていない」という諦めを持ってしまっていることを事実として受け入れなければならないと思っています。
このような背景があるからか、多くの現場において「1人の人間を育て上げる」ことへの使命感が気薄になってきているとも感じられます。
本来、コーチングとは生徒個人の目標や夢に向かって道筋を示してあげることであり、時にはビジネスとしてではなく、建前や遠慮を捨てて本音で向き合う必要があることだと思っており、そのためには人を納得させる論理的思考や、多様な価値観に寄り添える感性が必要だと思っています。
千代田スポーツクラブでの指導者育成では「専門スキルの指導」と「人として一人前に育て上げること」、これら両軸をしっかりと持ち合わせた指導者育成のためのカリキュラム、研修を行なっております。